ハムスターに最適な住居環境を考える。プラスチック? 水槽? 衣装ケース?

ハムスター

ハムスターを飼うことを決めたら、まずはケージを用意する必要があります。ハムスターは一生をそのケージで過ごすことになります。少しでも快適な環境を用意して、お迎えしたいですよね。

ここでは、ハムスターに最適な住居環境をご紹介します。

プラスチック製の市販のものにするか、水槽にするか、衣装ケースにするか?

ケージに迷っているあなた、ぜひご参考にどうぞ。

ハムスターの習性に合わせた環境を

ハムスターの住環境といえば、どうしても同じげっ歯類のリスやウサギと似たようなイメージを抱きがちだと思います。しかし実際はむしろ「アリ」とか「モグラ」の住まいに似ています。

ハムスターは、地面に穴を掘って暮らしてきた生き物です。しっぽも手足も短く、段差のあるところには適応していません。

市販のカラフルなケージには、二階建てや三階建てのものがあります。しかし、これらは落下してけがをする危険が常につきまといます。避けた方がいいでしょう。

ハムスターに適した住居環境とは?

では、どういったケージがハムスターに適しているのでしょうか?

段差がないこと

木の上で生活しているリスと違い、ハムスターは地を這い、地中に潜って生活しています。そのため、段差には対応できません。

運動神経がいいため、若いうちは移動できます。しかし、年老いていくと段々、段差を越えることができなくなっていきます。それに、若いからといって無理な段差を移動していると、身体にガタが来ますし、いつか骨折しないとも限りません。

階段は、上ることはできても降りるのは下手です。段差はできるだけないようにしてあげましょう。

広いこと

野生のハムスターは、広い場所を駆け回って餌を探します。なるべく広いケージにしてあげると、ストレスが少なくてすみます。

人間の居住スペースと相談して、できる限り大き目のケージを用意してあげましょう。

本やインターネットでは、ジャンガリアンで30×30、ゴールデンで45×30のように書かれていたりします。これは最低ラインです。60×30以上は欲しいところです。

ちなみに私は70×40の衣装ケースを使っていました。これくらいあれば、ジャンガリアンなら広々と暮らせます。置きたいものを置くことができます。

落ち着いて寝られる場所があること

これは大切です。落ち着いて寝られるように、大き目の巣箱を用意してあげましょう。

木製家具のコロールさんの、『ハムスターのための木のおうち』は木の手触りに温かみのある巣箱です。

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牛乳パックをセットできるので、掃除も楽々で飼い主さんにも優しいです。

プラスチック製のケージ

まず、ハムスター飼育初心者が最初に考えるのが、この市販しているケージだと思われます。

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メリット

  • カラフルで見た目が華やか
  • 洗えるのでお掃除しやすい
  • あまり広いものは売っていない

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デメリット

  • 割れやすい
  • 余計な付属品がついてくることも
  • 質の割には、お値段がお高い[/cell] [/yoko3]

ハムスターのことを考えて作られた製品が圧倒的に少ないというのが現状です。まず、そもそもケージの床面積が狭すぎです。ハムスターよりも、飼い主であろう小学生のお子さんのことを考えて作られているという印象を受けます。

その中でも、これなら問題はないのでは、と思われる商品をご紹介します。

☆ミニデュナ

イタリア製の小動物用ケージです。市販のハムスター用ケージの中では最大級の大きさです。

付属品のついていないケージ単体のバージョンと、付属品つきの2種類があります。付属品のついているセットよりも、ケージ単体で買って付属品を買い足す方がおすすめです。


軽くて広いため、プラスチック製の市販のものでしたらこちらが最適です。ただ、お値段が少し張ります。ハムスター数匹分になります。

水槽のケージ

ずっとハムスターを飼い続ける、という方は水槽もありでしょう。もしくは「昆虫や熱帯魚を飼っていたので、水槽を持っている」という場合も検討してみてください。

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メリット

  • 高級感があるためリビングに置ける
  • 透明なので中が見やすい
  • 保温性がある
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デメリット

  • 割れたら大変
  • 持ち運びが大変
  • 処分しづらい

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え? ハムスターなのに水槽?」と思われるかもしれません。

しかし、考えてみてください。ペットショップやホームセンターで、ハムスターはたいがい水槽に入れられて売られています。水槽は見栄えがよく、また余計なものがついていないので扱いやすい飼育用ケージなのです。

☆60cm 水槽

60cmの水槽です。プラスチック製と比較しても、そこまで高価ではありません。水槽は、他の何よりも、愛ハムの表情やしぐさがよく見えます。

☆90cm 水槽

このサイズになると、持ち運ぶのはほぼ不可能です。ウェットティッシュなどで掃除することになります。

90cmともなると、お値段もそこそこ張ります。ジャンガリアンはいうまでもなく、ゴールデンでも余裕の広さです。なんでも置きたいものを置くことができます。

衣装ケースのケージ

衣装ケースは、プラスチックや水槽と比べれば、安価で手に入ります。サイズも色々とあります。

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メリット

  • 軽くて掃除がしやすい
  • 安価
  • 広い
  • 処分しやすい
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デメリット

  • 中が見にくい
  • リビングに置くにはデザインが難点
  • 正面から見ようとすると改造必須

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☆ハム向きな衣装ケース

衣装ケースは、だいたい、上部と底面の長さが異なっています。商品の説明のところには、上の長さが書かれています。実際の底面積は、それよりも数センチ小さくなります。

  • なるべく大きく
  • なるべく透き通っている
  • 底面に凸凹がない

この3点を意識して、実際にホームセンターで見てみてみましょう。特に透明度は、画像ではわかりづらいです。面倒でも、足を運んでみた方が後悔しません。


70cmもあれば上出来ですね。回し車、ハウス、と必要なものが不自由なく置けます。

ジャンガリアンでしたら、高さは25~30もあれば十分です。脱走されることは、まずありません。20を下回ると、若干不安です。

爬虫類用の専用水槽

お値段は張りますが、水槽の購入を検討するのであれば、普通のものではなく、爬虫類用のものも候補に入れると良いでしょう。

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メリット

  • 正面があくのでお世話しやすい
  • 見た目が綺麗
  • 通気性に配慮されている

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デメリット

  • 価格がお高い
  • 重たくて移動しづらい
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爬虫類用の水槽は、ハムスターでも使えます。正面に扉があるので、お手入れの際、上から手を入れる必要がありません。上から手を入れるとハムスターは怖がります。そのため、正面から接することができるというのは、仲良くなる上で大きな利点です。

まとめ

以上、ハムスターのケージとして利用できるプラスチック製のもの、水槽、衣装ケースについてご紹介しました。快適な環境が見つかるといいですね。

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