玄関には何も飾らないミニマリズム。靴箱の上に荷物の発着点を作ろう

モノの減らし方

あなたの家の玄関は、どんな装いでしょうか?

玄関というのは、その家の顔です。お客さんが来た際、一番最初に見られる場所でもあります。そのため、靴箱の上なんかは、センスを凝らして、飾ってみたくなるものですよね。

しかし、ここではあえて、靴箱の上に普段は何も置かないことを提案します。

玄関を飾りつけることの弊害

玄関に飾ってあるものには、ホコリが溜まる

写真立て、外国風の雑貨、花瓶……。

お洒落なものや素敵なものって、飾っておきたくなりますよね。でも、ずっと飾ってあると、知らない間に結構ホコリが溜まっていくもの。そして、わざわざ拭き掃除をするのって、面倒です。かといって、掃除をしないわけにもいきません。

玄関は、その家の第一印象を作ります。いつも綺麗にしておきたいですよね。

玄関を飾ると、スペースが狭くなる

当たり前ですが、飾りがあるとその分のスペースは使えなくなります。飾りの上に鞄を置くわけにもいきません。落ちてしまう危険性もありますからね。

そして、一度何かを置くと、他にも置きたいものって出てきます。想い出の品、写真、その他もろもろ。気がつけば、どんどん増えて収拾がつかなくなっていることもあります。

センスのいいものも、いくつもあると逆効果。雑然として、個性と個性がぶつかり合います。センス×センスくらいならいいのですが、センス×センス×センス×センス……となると、わけがわかりません。

 

そこで、おすすめしたいのが、靴箱の上のスペースに、あえて何も置かないことです。

何もないスペースをつくる。それには、いくつも利点があります。

飾らないミニマリスト風の玄関のメリット

余計な掃除の手間が少なくなる

まず、これは大きいんじゃないでしょうか。玄関は、外に接しているだけあって、チリが入ってきやすい場所。また、ホコリも溜まりやすくなっています。

飾りがあると、飾りを拭いて、飾りをどけてその下を拭いて……となります。何もなければ、サッと拭くだけです。

楽ですね。楽になると、掃除する機会も増えますから、自然と清潔感が増していきます。

インテリアのセンスがなくてもできる

センスに自信がないあなた。何もなければ、プラスマイナスゼロです。センスがいいねとも悪いねともなりません。

インテリアを買ってくる必要も、配置に頭を悩ませる必要もありません。ただ、何も置かないと決めて、そのとおりにするだけです。

ミニマリストな玄関 靴箱の上を荷物の発着点にしよう

玄関――特に、靴箱の上のスペース。帰ってきて、まず初めに荷物をおろす定位置にすると、ぐっと快適な空間の使い方ができます。

家に帰ってきたとき

何もない玄関は、ホテルのようで、もてなされている感がある

疲れて帰ってきて、玄関の靴箱の上に目をやったとき。何もないと、もてなされている感じがします。ホテルの客室をイメージしてもらえればわかりやすいのではないでしょうか。

何もなく、物を好きなように放り出せる空間。靴箱の上に普段は何も置かないことで、疲れて帰ってきた自分自身をもてなすことができます。

鞄の中身をすべて出すことで、ゴミを家の中に入れない

帰ってきてすぐに、カバンの中身をすべて靴箱の上へ出すことをおすすめします。

そうすると、カバンの中にゴミが入っていた場合、必ず出すことができます。外で配られていたティッシュやチラシ。買ってきた本に挟まっている宣伝のチラシや売り上げ票。買い物をすると過剰にもらうビニール袋。それらを玄関で選別して、捨てていきましょう。

余計なモノを家の中に入れないという習慣は、ミニマルな生活を志す上では、とても大切なことです。

余計なモノを持ち歩かない。カバンの底、ゴミが溜まってませんか?

そして、余計なモノをカバンの中に入れっぱなしにしないこと。出かけた先で、カバンの中に余計なモノが入っていると、「あ、帰ったら捨てなきゃ」と思います。ちょっとテンション下がりますよね。

場合によっては、カバンの底やポケットの奥に、コインやお菓子の包装紙、鍵、なんかの屑なんかが溜まっていることもあります。モノがなくなりやすくなりますし、衛生的でもないです。

玄関に何もないスペースを作り、荷物のいわば発着点にすることで、これを防ぐことができます。

鞄を休ませてあげることができる。オンとオフの切りかえスイッチ

一日、荷物を入れて働いてきたカバン。モノを入れっぱなしにせず、すべて出して、夜の間くらい休憩させてあげましょう。形を整えておくと、良い状態を保つことができます。

家を出るとき

玄関に何もないスペースを作り、カバンの中身をそこに出す習慣をつけると、メリットがいくつもあります。

荷物の発着点を作れば、忘れ物が格段に減ります

何か必要なものがあれば、前日に玄関へ置いておくだけ。必要なものを忘れてしまう危険性が、格段に少なくなります。

必要な物を必要なだけ持ち歩けるようになる

例えば、折り畳み傘。必要のない日ってありますよね?

荷物をカバンに入れっぱなしだと、ついそのまま外出してしまいがちです。荷物を出す習慣をつけることで、余計な重さを持ち歩くことがなくなります。身軽になり、外出がより楽しくなりますね。

違うカバンを使うときもスムーズになる

すでに出してあるものから、必要なものを選んで入れるだけです。物の量も把握しやすいので、必要なカバンをセレクトするのも、楽になります。

まとめ

つい飾りたくなる玄関。でも、何もないスペースを作って、荷物の発着点にすることで、生活を快適にすることができます。ぜひ、試してみてくださいね。

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