GoogleAdSenseの審査に通過しました。時期は、2016年の11月末です。
何度くらい落ちたかは数えていませんが、何度も落ち続けた末の通過です。
ここでは、「審査になかなか通らない」とお悩みのあなたに、私が通過のために取り組んだ方法をすべてお伝えします。
アドセンス関係については、ネットで色々と調べてみましたが、真義不明の情報が多くあります。「これは大切」なものと、「これは関係ない」ものが混在していました。
審査になかなか通らなくて悩んでいるあなたの助けに、少しでもなれば幸せです。
いざ、Googleアドセンスに登録しよう!
まずは初めての挑戦
ブログを始めてしばらくたち、順調とはいえないまでも記事数が増えてきました。
そこで、GoogleAdSenseに登録してみようと思い、審査にエントリーしました。
しかし……。
しばらくして届いたメールには、『NG』のお知らせが。
心をこめて書いたブログ、ひいては自分のことまで否定されてしまったような気になりますね。悲しくて、ショックでした。
一次審査で落ちたときに届いたメール
そのときのメールの内容がこちらです。
AdSense のお申込み状況
このたびは Google AdSense にお問い合わせいただきありがとうございました。お申し込みを確認させていただきましたところ、残念ながら現時点では AdSense のご利用が承認されませんでした。
承認されなかった理由は次のとおりです。
不十分なコンテンツ: AdSense の承認を得てサイトに関連性の高い広告を掲載していただくには、AdSense の担当者による審査とクローラによる解析でページの内容を判断できるだけのテキストがページに含まれている必要があります。
(Google先生からのメールより引用)
『不十分なコンテンツ』と書いてあります。これは、単純にウェブサイトやブログのコンテンツ(内容)の量が少ないときに届くメールです。
解決方法は簡単。コンテンツ(サイトの内容)を充実させることです。
ブログなら記事を書くこと!
Google先生のメールには、次のようなアドバイスがありました。
この問題を解決するには、次のヒントをお試しください。
- ページで十分なテキストを使用してください。画像や動画、Flash アニメーションがほとんどを占めるウェブサイトは承認されません。
- コンテンツには、タイトルだけでなく、意味のある文章や段落が含まれている必要があります。
- ウェブサイトは、AdSense にお申し込みいただく前に作成を終え、公開した状態にしておいてください。サイトがベータ版や「作成中」である場合や、テンプレートの要素しかない場合は、お申し込みにならないでください。
- 広告コードは、ウェブサイトの有効なページに配置してください。メインページでなくても構いませんが、AdSense 広告コード以外に何もないテストページは承認されません。
- ユーザーがウェブサイトのすべてのセクションやページを簡単に見つけられるよう、わかりやすいナビゲーションを提供してください。
- YouTube 動画を収益受け取りの対象にしたい場合は、YouTube 収益受け取りプログラムにお申し込みください。動画のみのブログやウェブサイトは承認されません。
(Google先生からのメールより引用)
つまり、文章だけでそれなりの量を用意すること。
それからナビゲーション・メニューを設置して、わかりやすいように読者さんを誘導することが必要ということですね。
一次審査を通過するために取り組んだこと
01.ナビゲーションの見直し
カテゴリーの分類がばらっばらで無計画でした。
反省して、なるべく大雑把に直します。
また、トップにメニューを表示していませんでしたので、表示するようにしました。
読者さんが読みやすくなるようにするためにも、カテゴリー分けは大切です。
02.ブログ記事の増量
毎日こつこつと一記事ずつ投稿していきました。心がけたこととしては、一記事でどんなに少なくても、文字数は1000を超えることです。
楽しんで普通に書いていれば、1000文字はいつのまにか超えています。「なんでこのテーマにしたんや自分」って書いている途中でなってしまった場合でも、なんとか1000文字のハードルは超えるようにしました。
インターネットを見ていると、何記事・何文字必要かについては、諸説あるようです。
個人的な感触としては、30~40くらいあればまず間違いなく十分ではないかな? と思います。一日に1記事を書いていくとして、一ヶ月で到達する量です。
一次審査を突破!
取り組みのかいがあり、無事に一次審査を突破することができました!
この時点で35記事くらいです。
お申し込み内容の審査が無事に完了しました。
あとは最初の広告ユニットを作成し、生成された広告コードを spread-root.comに挿入すれば、アカウントの有効化手続きが完了します。
アカウントの有効化が完了するまでは、空白の広告しか表示されませんのでご注意ください。ア
カウントの有効化が完了すると、確認のメールが届き、通常の広告掲載が始まります。表示された広告は、テスト目的であってもクリックしないでください。サイト運営者様による広告のクリックは、AdSense プログラムのポリシーで禁止されています。
Google AdSenseにログインして最初の広告ユニットを作成し、承認プロセスを完了しましょう。
(Google AdSense チームより)
こんな感じのメールが届きます。
あとは、メールやサイトに書いてあることをそのまま素直に実行して、サイトやブログにコードを載せます。コピペコピペ。
二次審査を通過しました! しかしその4時間後、落ちました
そして、待つこと五日後……。
朝起きてメールチェックしたところ、Google先生からお手紙が届いていました。
わくわくしながら開けます。
おめでとうございます!
アカウントの承認手続きが完了しました。
このたびは AdSense にお申し込みいただきありがとうございます。
既にサイトに広告ユニットを設置されている場合は、的確で鮮度の高い広告の掲載が数時間以内に始まり、いよいよオンライン コンテンツを収益化することができます。
広告を表示したいすべてのページに AdSense 広告ユニットを設置するようにしてください。プログラム ポリシーに準拠したページやサイトであれば、いつでも AdSense の広告コードを追加することができます。
(Google AdSense チームより)
わーい、やったー!
と思いきや……次のメールを開けると。
お申し込み結果
すぷれる 様
このたびは Google AdSense にお問い合わせいただきありがとうございました。AdSense スペシャリストがお申込み内容を確認したところ、プログラムの条件が満たされていないことがわかりました。プログラムのご利用を承認させていただくことができません。
Google では、サイト運営者様だけでなく広告主様にとっても AdSense プログラムが有益なものとなるよう、一定のポリシーを設けております。Google はすべてのサイト運営者様に対し、審査結果に基づいてお申込みを却下する権利を有しています。今後、より多くのサイト運営者様に、より幅広いウェブサイトのコンテンツにおいて、Google Adsense プログラムをご利用いただけるよう努力してまいります。
この決定の具体的な理由に関するお問い合わせにはお応えいたしかねますのでご了承ください。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
(Google AdSense チームより)
『おめでとうございますメール』が20:23、『落選メール』が0:54に届いていました。
驚くべきことに、ほんの4時間ちょっとのできごとです。
Google先生、何があったんですか?
どうしても二次審査に落ち続ける。何が悪いのか分からない
ものっすごく落ちこみました。そして、何が悪いのか考え始めました。
二次審査を突破するために私が取り組んだこと
03.原因を分析して改善する
メールからでは、何が悪いのかわかりません。そのため、自分ひとりで推測しながら考えるしかありません。
幸いなことに、私は一度、審査に通過しています。(4時間だけ……)
そこから落選するまでの間に何が起こったのか。
ごく普通に考えると、その日、通過してから落ちるまでに投稿した記事が悪かったのではないでしょうか。
私は毎日、0時0分に記事を予約投稿しています。「この記事投稿してね」と予約しておくだけで勝手に投稿してくれる便利な機能を使っているのです。
その日に投稿した記事を読み直してみました。
[kanren id=”86″]
ごく普通の感想記事です。画像も勝手に引っ張ってきていません。問題があるようには思えませんでした。
ただひとつ、「良くないニュースに関する記事」に当たる記述がありました。これがポリシーに引っかかっているのではないでしょうか。
- 「これでダメならニュースサイトなんて全部だめじゃん!」
- 「良くないニュースばっかりじゃん!」
と思いながらも、 記述を削ります。
これで大丈夫! と思って申請します。しかし、結果は同じでした……。
04.プライバシーポリシーを設置する!
プライバシーポリシー。
なんじゃそれ? 状態でした。
調べてみたところ、プライバシーポリシーというのは、そのサイトの「個人情報の取り扱いに関する方針」です。個人情報の保護・管理が重要視される社会ですから、ウェブサイトやブログでもそこらへんはきっちりしておいた方がいいですね。
というわけで、作成してみました。
↑こちらの内容は、参考にしてもらって構いません。
ただ、全く同じ内容ですと、Google先生からコピーサイト扱いされてしまう危険があるようなので注意が必要です。丸々コピペではなく、コピペした上で細かい内容や表現を変えてみてくださいね。
ついでに、『このサイトについて』という、ブログ自体の説明文も用意してみました。
免責事項というルールのようなものも用意。サイトの利用規約と呼ばれるものですね。
こちらも参考にしていただいて構いません。参考にする場合、丸々コピーではなく、自分のサイトに合わせて文章を変えてみてください。
ついでに、お問い合わせのメールフォームも用意しました。
プライバシーポリシーは審査を通過する上で必ず必要です。
それ以外は、必要とは書いていません。
有無で審査通過できるかどうかが変わるのかは、分かりません。しかし、あって損はないです。
05.ポリシーを熟読する! 動画でお勉強する!
Google先生に教えてもらうべく、ポリシーを熟読しました。Google先生の社員さんによるポリシーの動画も観ました。
そこで学んだことは、『ファミリーセーフ』という言葉。
つまり、「お茶の間に流れても問題のないコンテンツか?」、「自分の子どもに安心して見せられますか?」という視点です。「近所の子どもに自分のサイトの文章を音読して聞かせても問題ないかな?」ってことですね。
健全かつ全年齢向けに問題のないウェブサイトやブログを作っているつもりでも、ついつい細かい表現はおざなりになってしまうことがあります。
その視点を持って、自分のサイトを見直してみました。
まずかったのかな? と思ったのが、リアル脱出ゲームについて書いた記事です。
[kanren id=”860″]
上のウォーターサーバーの記事とほぼ同時期の記事です。
部屋の真ん中にあるものについての記述が不適切だったと思われたので、すべて削りました。赤い糸は切りたくないので青い糸を切るあれです。
怪しい表現は消す! 君子危うきに近寄らず! です。
そして、申請したところ、見事に通過のお知らせを受け取ることができました!
メールの内容は上に載せたものと同じなので省略します。
取り組まなくても問題なかったこと
01.審査用のブログ作成
ネットで検索すると、「審査用にブログを作りましょう!」と書かれています。しかし、審査用にわざわざブログを作るなんて、手間がかかって仕方がないです。
それに審査用に当たり障りのないブログを作ったとしても、実際にアドセンスを載せるブログにマズイことや違反があれば、配信停止やアカウント停止になってしまいます。
そんなだまし討ちみたいなことはせずに、メインブログで挑戦すべきです。
挑戦の過程で、いろいろとサイトを見直すこともでき、改善もできました。落とされ続けた試行錯誤の日々も、有意義です。
02.画像を載せない
画像を載せてはいけない、という記述があったりします。
でもそれ、無茶ですよね。
「借り物の画像だらけ」「オリジナルのコンテンツがない」がダメなのです。画像を一枚でも載せていたらダメ、ということは絶対にありません。
現に、一ページに一枚以上の画像を乗っけていても、審査に通過することができました。
03.アフィリエイトリンクを外す
こちらもしませんでした。普通にAmazonや楽天市場にリンクを張ったまま審査に挑んでいます。だって、そうしないと、感想を書いている本の表紙の画像が載せられません。表紙の画像くらいはあった方が紹介しやすいです。
これは程度問題ではないでしょうか。「アフィリエイトだらけ」、「オリジナルのコンテンツがない」がダメなのです。
04.外部リンクを張らない
ごく普通に張っていました。ベタ張りしていたわけではありませんが、紹介しようと思ったページへは普通にアンカーを飛ばしています。
「外部リンクだらけ」が問題なのだと思われます。
05.審査に落ちたら次に申請するまでに間をあける
こちらも意識しませんでした。
落ちる→見直す→問題点と思しきところを改善→申請
を数日スパンで繰り返しました。
通るまで何度でも申請してやんよ、うおー! って気分です。
まとめ
審査に通るまでの記録を、備忘録も兼ねてお送りしました。
いかがでしたでしょうか?
振り返ってみると、Googleアドセンスのために特別なことをしたわけではありません。
ブログのため、読者さんのため、当たり前の改善を重ねただけです。
結論は「読者さんに優しいサイトをつくる」「ポリシーは読もうね」の2点です。
ポリシーは読みましょう(教訓)
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