囲碁って難しそう! よくわかんない!
でもちょっと興味あるかも……。
そんなあなたのために、このページでは囲碁の基本的のきほんをお伝えします。
基本のきほん
囲碁は、二人で対戦するボードゲームです。
オセロや将棋、チェスと同じように、二人で盤の前に向かい合って対戦します。
使う道具は碁盤と碁石
使う道具は2つ。碁盤と碁石です。
碁盤
線が平行に何本も引かれた板です。木でできた分厚いものから、薄いシート状のものまであります。
折り畳みのできるマグネットや、線のひかれたハンカチなんかもあります。
碁石
黒と白の石を使います。
安価なプラスチック製のものから、高価なものはハマグリや大理石でできたものもあります。
『碁笥(ごけ)』という入れ物に、色ごとにわかれてたくさん入っています。
黒番と白番
囲碁では、どちらのプレイヤーが黒い石と白い石のどちらを使うかを、最初に決めます。
僕は黒石で戦うよ!
じゃあ私は白石で!
そして、その色の石を、交互に盤の上に置いていきます。
このとき、オセロと違い、線と線の交わるところ(交点)に置きます。
五目並べと一緒ですね。
また、一度置いた石は、二度と動かすことはできません。
- 黒石と白石を交互においていく
- 一度おいたら動かすことはできない
このふたつが基本のルールです。
勝敗はどうやって決まるの?
囲碁は、陣地取りゲームです。
例えば、黒石と白石を順々に置いて行って、こんな風になったとします。
右側が黒の陣地。左側が白の陣地です。
では、線と線のクロスするところを数えてみましょう。
縁のところや、すみっこもカウントします。
黒の陣地は14、白の陣地は11つあります。
よって、この試合は、黒が3つ分陣地が多いので、黒の勝ちとなります。
あとでもう少し詳しく説明しますので、「陣地を囲っていって、広いほうが勝ちなんだ」と、ふわっと覚えておきましょう。
碁盤の上は合戦場、石は兵隊と考えるとわかりやすいですね
石の取りかた
石は、置かれた場所から伸びている線のところから呼吸をしています。
いま、こんな状況になったとします。
黒石が、白石の周りに3つ置かれています。
この白の呼吸できる場所は、下に伸びる線しかありません。
周りに敵の黒石が多くて息苦しいわ……
もしも、次、黒が石を置く順番だったとします。
そして、黒が白石の呼吸するところをふさぐ▲の位置に石を置いたら……。
白の石は、すっかり黒石に囲まれてしまって、呼吸ができなくなってしまいます。
その結果、この図のように、白石は取られて(死んで)しまいます。
取られた石は、盤上から消えてしまいます。
- 石は、繋がっている線から呼吸している
- つながっている線を全部ふさがれてしまうと、死んで(取られて)しまう
試合終了後まで置いておいて、最後に陣地を数えて勝敗を決める際、白の陣地に置かれます。
つまり、石を取られると、盤上から味方が減って不利になるだけでなく、自分の陣地がその分、減ってしまうのです。
まとめ
ここまで、囲碁の基本のきほんを学んできました。
- 黒石と白石を交互に、線がクロスするところに置いていく
- 石を動かすことはできない
- 自分の色の石で囲った陣地が多いほうが勝ち
- 相手の石を囲んだら取ることができる
ここまでわかれば、ひとまず囲碁を打つことはできます。
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