似た言葉と比較しながら、ミニマリストの本質について考える

ミニマリスト

「ミニマリスト」とは何なのかを、他の言葉と比較しながら考えてみようと思います。

そもそもミニマリストとは?

そもそもミニマリストとは何なのか。

ミニマリストを和訳すると、最小限主義者。転じて、最低限のモノしか持たないライフスタイルのひとのことを指します。

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こちらの記事で詳しめにご紹介しております。

断捨離とミニマリストの違い

「断捨離」とは何かといえば、ヨガの「断行・捨行・離行」を着想とした言葉で、「やましたひでこ」さんという方が発案、提唱されています。

不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想

(Wikipediaより引用)

……ということのようです。

ただ「捨てる」のではなく、入ってくるモノを断つ。そして捨てる。最後に、モノから精神的に離れる。仏教の修行のようなイメージですね。

断捨離とミニマリストは、距離の近い言葉のように思います。ミニマリストになるには、断捨離を繰り返していく必要があります。

整理・整頓・収納・片づけとミニマリスト

「整理」は、持っているモノを選別し、乱れた状態を綺麗にすること。選別の中には、捨てるという選択も、もちろん含まれます。

「整頓」は、乱れているモノをきれいにするというのは「整理」と同じですが、どちらかといえば「並べなおす」というニュアンスを持っています。

整理整頓とはよく言いますが、整頓整理と言わないのは、この意味の違いからです。並べてから捨てるというのは非効率ですね。

「収納」は、「収める/治める」という言葉からもわかるとおり、モノをスペースにしまうという意味です。片づけもほとんど同じですね。

モノを最低限しか持たないミニマリストになると、これらの言葉とは、あまり縁がないです。なぜならば、モノが少なければ、並べなおしたり、しまったり、片づけたりという必要そのものがなくなるからです。

そのまま置いておけばいいのです。モノが少なければ、それだけで部屋は綺麗に見えます。

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ミニマリストになると、整理・整頓・収納・片づけに時間を割くことがほぼなくなります。彼らは、モノに手をかける時間を、モノと一緒に捨てたのです。

シンプルライフとミニマリスト

シンプルライフとは、シンプル(簡素化)な生活ということ。

イメージとしては「無印良品」が近いのではないでしょうか。飾りがなく無駄のないフォルム。木目や白、半透明、透明といった、色彩の少なさ。機能だけを取り出したようなモノたち。いわば色や形のミニマリズムです。

モノの「数」が少ないといったことは意味しません。むしろ、モノが多くても、色彩や形の飾りが少ないので、すっきりと整って見えるというコンセプトです。

普通の生活と、ミニマリストの生活の、真ん中くらいに位置するのがシンプルライフだと思えば間違いないのではないでしょうか。

普通の生活をしていると、友人が部屋に来ても特に部屋に対するコメントはこれといってありません。シンプルライフだと、友人が来たら「モノが少ないね! すっきりしているね!」と褒められます。ミニマリストだと、「モノがない……ね……」と驚かれる場合が多いです。

極限の人とミニマリスト

選ばれし少数のミニマリストが「極限の人」です。「最低限主義者」の「最低限」が、ゼロを通り越してマイナスになっているような方々のことをいいます。

シンプルライフは「モノを適度に減らして快適に暮らす」
ミニマリストは「最低限のモノで心穏やかに暮らす」
極限の人は、「モノをどこまで減らせるか、極限にチャレンジする」

といった違いがあります。これだけではわかりにくいと思うので、一例をあげましょう。

  • カーテンを持たず、押し入れのふすまを立てかける
  • 冷蔵庫を持たず、クーラーボックスを使用。机がわりにもする
  • 机を持たず、押し入れを机がわりにする
  • 照明器具をつけず、太陽と共に起き、太陽と共に寝る

ここまですると、生活にかかるコストが下がります。モノを買わない。光熱費も少ない。家は狭くても(狭い方が)いいので、家賃も抑えられる。その代わり、勇気が必要です。極限の人の領域に達するには、モノだけでなく、常識も捨てる必要があります。

まとめ

モノが少ないライフスタイルにまつわる、似た言葉についてご紹介しました。あなたの部屋は、どの段階でしょうか? めざす段階を決めて、イメージを固めてみるのもいいかもしれませんね。

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