イベントや集まり、飲み会に誘われた! 予定が空いているけれど、行こうかどうか悩む……。そんなことって、ありますよね。
そんなとき、あなたはどう返事をしていますか?
とりあえずYES! 後で考えて、行かないことにしたなら、用事ができたことにすればいい。
そう答えたあなた。
もしかしたら、知らないうちに、信頼を失っているかもしれません。人間関係において、損をしてしまっているかもしれません。
もしくは、結局、うまく断れずに自分の時間を無駄にしてしまっているかも……?
ここでは、とりあえずNO! という生き方をご提案します。
とりあえずYES! は、やってはいけない
とりあえずYES! したけれど、どう断ろう?
誘われて、とっさに「行けたら行く」と曖昧な返事をしてしまうことってありますよね。
私の場合、優柔不断人間かつ頭の回転がゆっくりなので、しょっちゅうです。
けれど、よく考えたらそんなに行きたいわけでもない。他にしたいことがある。出費に見合うメリットが見いだせない。そんなことってありますよね。
行きたいわけじゃないけど、行きたくないわけでもない。そんな中途半端な気持ちになることって、誰しもあると思います。そして当日に迷った挙句、参加するかしないか、土壇場で決めることとなります。
参加しなかった場合――ドタキャンで人間関係を壊す
ギリギリになってのキャンセル。これは、一番やってはいけないことです。でも、それがわかっていても、迷った挙句、やってしまうことも……。
一度、ドタキャンされたら、幹事のひとは絶対に忘れません。周りのひとからも、よく思われません。それに、嘘をつくのは、自分にも相手にもよくないですね。いざ、本当に用事が入った時に、信頼されなかったりします。自業自得とはいえ、信用を失うのはつらいものです。
参加した場合――自分の時間を無駄にするかもしれない
いったん約束してしまったら、話が進むほど、時間が経つほど、断りづらくなっていきます。そしてドタキャンするのもよくないため、結局ずるずると参加することになるケースが大半です。
迷いながらも参加して、そのイベントを楽しめれば、結果オーライ。しかし、つまらなかったり、実にならなかったりした場合、自分の大切な時間を無駄にしてしまいます。
とりあえずNO! できるかわからない約束はしない
名付けて「とりあえずNO!」作戦。
約束事のだいたい1割から3割くらいは、「絶対にYES」。必ず参加したいイベントです。
予定が合わなかったり、単純に行きたくない「絶対にNO」を除けば、残りは「ビミョー」。参加するかどうか、迷うイベントです。
この、「絶対にYES」でも「絶対にNO」でもない、「ビミョー」な約束は、持ち込まれたときに断ってしまいましょう。
そもそも、「絶対行きたい」わけではないから、迷うわけです。
「絶対行きたい」は、「自分にとって必要」と置き換えてみてもいいです。「自分にとって必要」と断言できるなら、悩むこともありません。即決で「YES!」でしょう。
悩むということは、「自分にとって絶対に必要」ではないということ。それならば、断ってしまっても、問題ない場合がほとんどです。
参加しないと言ったけど参加したい、はアリ
「とりあえずNO!」をおすすめする理由としては、これがあります。
「参加しない」と言っていたひとが「やっぱり用事をなんとかできたので、参加したい」と言ってきた場合、快く承諾してもらえる場合って、割とあります。
参加者が減るのは歓迎されませんが、参加者が増えるのは歓迎される場合が多いんです。どうしても参加したくなったらお願いしてみればいい、くらいに軽く構えておけばいいですね。お願いしてみてダメでも元々です。
もちろん、逆の「参加すると言っていたが参加できなくなった」はダメです。それなら、最初は断っておいたほうが得ですね。
それに、「駄目だったがやっぱり用事をなんとかできたので参加したい」というと、相手からは嬉しく思われます。もともと入っていた用事を押しのけてまで参加しようと思ってくれるのか、となるんです。
やっぱり、最初は断っておいた方が得ですね。
優柔不断な人のための上手な約束の断り方
断れない人、NOが言えない人ほど、最初から断るのが肝心
約束事は、最初に断るのが肝心です。
「とりあえずNO!」
普段から、「その日は用事があるんだ」と咄嗟に言える心がけをしておきましょう。
- この日は無理、この曜日は無理、と予め周知しておく
- 今、これに熱中していて忙しいの、と周知しておく
- 嫌いなものや苦手なものは、はっきりNOと明言する
といった方法も効果的ですね。手帳を開けるふりをしながら、自然に笑顔で断れるようにイメージトレーニングを積んでおくといいと思います。
最初に断ると、相手から悪く思われない
「断ると悪く思われないだろうか?」
そういう心配をされる方は多いと思います。特に、気弱なほど、心配して考え込んでしまいがちです。しかし、断るのは、最初が一番、後腐れがありません。
最初であれば、「仕方ないね」で終わります。相手も自分も傷つかなくてすみます。
断れない人ほど、最初にとりあえず断る勇気を持ちましょう。そうすれば、消費する勇気の大きさが、一番小さくてすむからです。
断るときは、自然に。笑顔で。爽やかに。
良好な人間関係を保ちたい相手でしたら、自然に、申し訳なさそうに、堂々と謝りましょう。
別の内容を提案してみたり、別の日時を提案してみたりして、その「ビミョー」なイベントを「絶対にYES」のイベントに変えてしまうのもアリかもしれません。
まとめ
「とりあえずNO!」作戦、いかがでしたでしょうか?
「とりあえずYES!」ではなく「とりあえずNO!」を心がけることで、約束について後ろ向きに悩むことが少なくなります。
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