ハムスターは、とても可愛らしいしぐさで人間の心を癒してくれるペットです。ここでは、家にハムスターをお迎えするまでに、最低限知っておきたいことと、用意しておきたいものをご紹介します。
ハムスターを飼う前に知っておきたい基礎知識
ハムスターは夜行性です
人間が寝静まり、部屋の電気が消えてしばらくしてから『カラカラ』と回し車を回す音が聞こえてきます。そこからハムスターの活動時間はスタートします。
朝、起きると、ケージの中はしんと静まり返っています。ハムスターは、活動し疲れて眠りについたところです。
そう、ハムスターは夜行性です。(もしくは薄明薄暮性(明け方や夕方の、薄暗い時間帯に活動しています)
そのため、子どもが飼うときには気をつける必要があります。活動時間がまったくかぶらない可能性があるからです。
朝は出会えず、家に帰ってからも出会えない。寝たころにようやく起きてくる。まどろんでいると聞こえてくる音で「あ、今日も元気だな」とわかる。
これでは、あんまりペットの意味がないですね。もちろん、会いたいからといってハムスターを無理やり起こしてはかわいそうです。
そのため、ハムスターはむしろ子どもよりも大人向けのペットです。
仕事で夜遅くなって疲れて帰ってきたら、聞こえる回し車の音。「おっ、今日も元気だな」と癒されること請け合いです。部屋に戻って電気をつけたらサッと巣箱に戻ってしまったりしますが、気にしてはいけません。
ハムスターの寿命は短いです
ハムスターは、2、3年程度しか生きません。2年を越したら、大往生です。
いるのが当たり前になったころにいなくなります。悲しいことですが、飼いはじめる前から覚悟はしておきましょう。そして、そのときになって慌てないように、お墓の場所のめぼしはつけておいたほうがいいでしょう。
ハムスターは怖がりです
ハムスターは、自然界では食べられる側の弱い動物です。食物連鎖のピラミッドでは、動物の中では最下層に位置しています。そのため、とても臆病で恐がりです。
犬や猫のように『仲良くなる』ことは、とても難しいことだと知っておきましょう。熱帯魚のように、鑑賞用だと割り切ったほうが、ハムスターも飼い主も幸せになれるかもしれません。
ハムスターを飼うにあたり用意するもの
ハムスターを飼うことを決めたら、必要なものを用意していきましょう。まずは、知識を総合的につけるために、飼育についてまとめた本を手元に持っておくことをおすすめします。
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飼育書も参考にして、用具をひととおり揃えてから、ハムスターをお迎えにいきましょう。不十分なままハムスターをお迎えすると、焦ることになりますし、ハムさんのストレスにもなります。
ケージを用意する
何はともあれ、ケージの用意は必要です。水槽、プラスチック製品、衣装ケースなどいろいろあります。こちらの記事でご紹介していますので、ご参考にどうぞ。
衣装ケースを2つ重ねて使う、いわば『簡易式の地下型巣箱』についてはこちらに書いています。
置き場所は、リビングがおすすめです。いつでも様子を確認することができます。人間が快適な温度に保つようにしておけば、ハムスターも快適な温度で過ごせます。
回し車を用意する
回し車は、運動不足解消のために必需品です。飼い主が寝不足にならないようにするためには、できるだけ静かなものを選びたいですね。
サイレントホイールが、その名のとおり静かなのでいい感じでした。
お店では、店員さんにお願いして可能であれば、箱から出して回してみるのがいいでしょう。勢いよく回して、正面から見たときに、ゆがみない円になっているのがいい回し車です。
サイズは12、15、17、21とあります。サイズごとに、色は決まっています。
ゴールデンハムスターであれば、サイズはオレンジ色の一番大きい『21』か、グリーンの『17』でしょう。『21』は、台座が他と違い針金でできています。安定しており、激しい運動をしていても驚くほど静かです。
さすがにサイレントホイールのうたい文句の『え? 回ってるの?』は言い過ぎだと思いますが、『あ、回ってるね』ってくらいには静かです。
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『17』も使いやすいサイズです。ゴールデンなら、これを置いておけばだいたい問題ないでしょう。
中心部分に背中が当たるようになったら、ひとつ大きいサイズのものに交換しましょう。
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ジャンガリアンならば、『15』か『17』の二択です。だいたい『15』でよいかと思われますが、大きいハムさんですと窮屈になるかもしれません。
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最初から『17』でも問題はありません。
水飲み器
ハムスターは、量は少ないですが、水を飲みます。毎日、綺麗な水を用意しておいてあげる必要があります。
ネットで検索すると「タイニがおすすめ」という意見が多くありました。値段は多少しますが、給水器にトラブルが起こって買いかえる事態は避けたいです。評判のよいものを用意しました。
交換した後は、指で触って水が出るかどうか確認しておきましょう。
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フード入れ
専用のものもありますが、百均の小さい陶器の皿で十分です。なんなら、なくても困りません。
あまり深い皿ですと、取りづらくなります。浅めの皿がおすすめです。イメージとしては醤油皿でしょうか。
サブケージ お迎えのときに
ペットショップへハムスターをお迎えしにいくときには、サブのケージを用意しましょう。
メインケージによっては、これが病院に行くときや掃除のときのハムさんの待機場所になります。そのため、お金に余裕があれば専用のケージを買ってもいいでしょう。なければ『虫かご』で十分です。
安全にペットショップから帰れるように、安くてもいいのでサブケージを用意しておきましょう。
まとめ
以上、初めてハムスターを飼い始めるあなたへ、必要な物をお伝えしました。
それでは、よいハムスターライフを!
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