ハムスターケージの作り方。衣装ケースを二重底にして地下スペースを確保する方法

ハムスターと飼い主に最適なケージは何か? ということについて研究しました。その結果、『衣装ケースを二つ重ねる』という方法にたどり着きました。ここでは、そのケージの作り方と、メリット、デメリットについてご紹介します。

ペットを飼うことにした経緯

ペットを飼うのが、幼い頃からの夢でした。しかし、家の事情により叶いませんでした。犬や猫、ハムスターを飼っている友人の家に遊びに行ったり、話を聞くたびに、うらやましく思っていました。

ひとりぐらしを始めて、誰にも気兼ねすることがなくなったため、夢を叶えることにしました。

とはいえ、賃貸マンションで犬や猫は飼えません。小動物ならなんとか可能だったため、ハムスターを飼育することに決めました。

飼うことを決めても、いきなりハムさんを買ってくるわけにはいきません。まずはケージや回し車、水飲み機などの用意が必要です。

「ケージはどれがいいのか?」

いかんせん、ハムスター飼育の初心者でしたので、ここでつまづきました。

ハムスターに最適な住居環境を考える。プラスチック? 水槽? 衣装ケース?

そして、ネットで検索してみたところ、『地下型の巣箱』というものを知りました。

地下型の巣箱とは?

『地下型の巣箱』というのは、入澤二郎さんによって提唱されているハムスターの巣箱の形式です。衣装ケースの底に穴を開け、その下に木製の木箱をセットします。詳しくは、『地下型の巣箱』公式サイトをご覧ください。

ハムスターは、本来、地面の下に穴を掘って、一日の大部分を穴の中で過ごします。そのため、地下室を疑似的に用意してあげることで、安心して熟睡することができるようになるのです。

この、ハムスターの本能に寄り添った考え方は、魅力的に思えました。うちの子になってくれたハムさんには、できる限り快適に過ごしてもらいたいです。

しかし……巣箱の中がトイレになるとのこと。木製の箱なので、「掃除が大変ではないかな?」と思いました。そのため、『地下型の巣箱』の導入は見送りました。

衣装ケースを見ていて、ひらめいた

ケージを衣装ケースにすることは、ほぼ決めました。

ひとりぐらしなので、水槽を導入するのは、さすがに大変です。衣装ケースなら、風呂場で洗うこともできなくはありません。

早速、ホームセンターへ。そこに積んである衣装ケースを見ていて、ひらめきました。

この重なっている部分……地下室にできないかな?

さっそく、衣装ケースを二つ購入してきました。

衣装ケースを重ねたときに、下にできるスペース。このスペース、もしかしたら、ハムスターの地下室には最適なのではないでしょうか。

高さを計ってみたら、5センチ弱ありました。さきほど述べた地下型の巣箱、その高さは、6.5センチとのこと。若干、低いくらいです。

うまいこと物を噛ませれば、高さは調整が効きます。

衣装ケースを2つ重ねて、上の衣装ケースに穴を開けることにしました。そうしたら下のスペースは、地下室となります。いわば、簡易式の地下型の巣箱です。

衣装ケースに穴を開ける

もちろん、専用の装備があればいうことありません。しかし、家にあるものだけでも、穴をあけることは十分可能です。今回、衣装ケースに穴を開ける際に、用意したものはこちらです。

  1. アイロン
  2. カッターナイフ
  3. ペンチ
  4. 紙やすり

アイロン、カッターナイフは家にありました。ペンチも、アクセサリーづくりが趣味だったので持っていました。紙やすりだけは、ホームセンターで買ってきました。1枚百円あれば買えます。荒いものと、仕上げ用の細かいもの、2種類あるといいですね。

では、穴を開ける作業の手順を説明していきます。

1 穴の大きさ、形をペンで書く

ペンを使って、穴の位置を衣装ケースの底に書きます。『地下型の巣箱』のサイトには、直径25mm~35㎜がよいと書いてあります。ハムスターが通れるギリギリのサイズがいいそうです。ぴったりサイズだと、敵が通れないため、ハムスターが安心するとのことです。

つまったら困るなと心配になったので、私は直径40mmで作ることにしました。

家の中で、ちょうど穴のサイズくらいのものを探します。トイレットペーパーの芯がちょうどいい感じでした。それを底にあてて、円を書きます。

書いたら、次は穴をあけていきましょう。

2 アイロンをあてる

アイロンの先っぽをあてて、穴をあけていきます。必ず換気をしましょう。よくないものが空気中に出るかもしれませんので、マスクをしておいた方がいいかもしれません。

先をぐっと押し当てると、衣装ケースが溶けます。書いた円に沿って、先っぽを押し当てては少しずらして、を繰り返します。一周したら、はさみやカッターナイフでぐいぐいしたら穴が開きます。ここで力のかけ方を間違えると割れてしまう危険があります。気をつけて進めていきましょう。

3 ニッパーもしくはカッターナイフで穴を整える

これで穴があきました。しかし、このままでは凸凹で、ハムスターの巣穴としては通りにくいですね。

そこで、ニッパーを使って穴の周囲を切っていきました。缶切りの要領です。これでだいぶ綺麗な円になってきました。

4 紙やすりをかけて仕上げる

仕上げに、紙やすりを使います。荒い目のもので、穴に垂直に押し当ててごしごしします。このとき、紙やすりを二つに折ってかけると周りが傷つきますので注意が必要です。

荒いやすりを十分かけたら、次は細かい紙やすりで仕上げです。指で触っても痛くないくらいにしましょう。

5 ハムスターの巣穴、完成!

巣穴からこんにちは

これで、巣穴が完成しました!

衣装ケースを二つ重ねれば、地下室と地上を自由に行き来できるケージが完成します。

私の場合は、不安だったので穴を布テープで補強しました。しかし紙やすりをしっかりかけていれば、テープは必要がないと思われます。

しばらくしてから、布テープは外しました。

よかったこと、メリットは?

衣装ケース2重底のケージにしてよかったことをご紹介します。

床面積が広い

もともと広い衣装ケース、しかも床面積は単純に2倍になります。広々とすごしてもらえます。

地下室での姿が見える

地下室でくつろいでいる姿が見られます。寝顔も見えます。仰向けになってものを食べている姿なんかも見られるかもしれません。

掃除の際のストレスが少ない

掃除の仕方は下記のとおりです。虫かごやセカンドケージへ移動することがないので、比較的、ストレスが少なくて済みます。飼い主としても掃除しやすいです。

1 上のエリアを掃除する

ウェットティッシュなどでふいたり、敷材を交換したりします。

2 気配を察知してハムスターが上のエリアへ来る

そのうち、「ご飯がもらえるかも?」と思ってハムスターが顔を巣穴からのぞかせます。そして上へあがってきます。

3 穴をふさぐ

ハムスターが巣穴から十分に離れたのを確認して、すかさず非情にも巣穴をふさぎます。

4 上の衣装ケースを外して、下を掃除する

そのままハムスターを乗せた上の衣装ケースを外します。そして下を掃除します。ハムスターは、自分の家へ戻るべく、穴に乗っている邪魔なものと格闘を始めます。かわいそうなので、下の掃除は手短に済ませます。

5 上の衣装ケースを元に戻す

下を掃除したら、再び上の衣装ケースを、元へ戻します。このとき、穴をふさいでいるものがずれないように気をつけましょう。ハムスターが落下してしまう危険性があります。

6 穴をふさいでいたものをどける

元に戻したら、穴をふさいでいたものをどけてあげましょう。ハムスターは家に帰ります。

このような掃除の手順になります。いつものケージから出ることなく掃除できますので、ハムスターの負担が少なくてすみます

問題点、デメリット

衣装ケース2重底のケージの問題点、デメリットをあげてみます。

ケージの中が見にくい

もともと透明度の低い衣装ケース。二重にすると、さらに見えにくくなります。写真も撮りにくいです。

上からしか世話できない

世話をするには、上から手を入れるしかありません。ハムスターは、上から来るものは怖がります。野生では鳥や肉食獣などに上から襲われますから、これは当然のことです。なので、ちょっと仲良くなりにくいかもしれません。こればっかりは、慣れてもらうしかないですね。

敷材の消費量が半端ない

2重の床面積なので、敷材をまともにしくと、かなりの量を消費してしまいます。

最初のうちはおがくずで地下室を満たしていました。しかし、消費量が多すぎてコストがかさみます。途中から、キッチンペーパーを敷くのみにしました。

木のおうちを地下に導入すれば、敷材なし、巣材のみですむかもしれません。

飼い主の家よりも豪華?『ハムスターのための木のおうち』の住み心地!

まとめ

以上、『衣装ケース2重底のケージ』についてご紹介しました。見えにくくなりますが、ハムスターとしては快適な住まいになります。

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