ハムスターのケージに敷くものとして最適なのは?

ハムスター

ハムスターのケージには、敷材や床材と呼ばれるものを敷きます。調べてみると、たくさんの種類の敷材、床材があり、どれがいいのか、迷ってしまいますよね。

ここでは、そんな飼い主のために、敷材、床材について詳しく解説します。また、うちの愛ハムの家で使っている敷材についてもご紹介します。

敷材・床材って必要なの?

そもそも、床材、敷材は必要なのでしょうか?

床材、敷材を使う効果としては、

[list class=”li-niku li-mainbdr main-c-before”]

  • 歩きやすくなる、滑りにくくなるので快適度が上がる
  • フンが敷材、床材の下へもぐるため衛生的
  • 尿を吸ってくれるので衛生的
  • 温度調整に役立つ

[/list]

といったメリットがあります。

敷材、床材の他には、ハムスターが巣箱に持ちこんでベッド代わりにする『巣材』もあります。敷材、床材と巣材を兼用するケースが多いですね。

『おがくず』は普通に使える!

『おがくず』ハムスターの敷材といえばこれ

ハムスターの敷材、床材と聞いて、おそらくほとんどの方が思い浮かべるのが、おがくずでしょう。木を削ったふわふわしたやつです。

おがくずを使うメリット

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  • 安い
  • 入手しやすい
  • 保温性がある

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どこのペットショップでも扱っているはずです。入手しやすいのはメリットです。また、価格としても、比較的安いです。ほとんどの場合、圧縮してありますので、袋から出してほぐすと体積が大きくなります。お店のパッケージの見た目以上にいっぱい入っているのです。

木というのはぬくもりを保ちやすい素材です。巣材としても、敷材としても、平均的な性能を持っています。

おがくずを使うデメリット

尖った物が混ざっている危険性がある

商品にもよりますが、尖った木が混ざっていることがあります。目に突き刺さったりする危険があります。袋から出した後、十分にほぐして選別する必要があります。

ペットショップで圧縮していない品質のいいおがくずが売られていたら、そちらをおすすめします。

尿の吸収力は微妙

おがくずは、尿がかかるとべちゃーっとなります。あんまりというか、全然吸ってくれません。こまめな取り換えが必要となります。

粉がいっぱい出てしまうことも

木の特性上、仕方ないことですが、粉が出ます。これが掃除しにくいです。そのままこすってしまうと水槽や衣装ケース、プラスチックの表面に細かい傷がつき、透明度が下がってしまいます。

[rate title=”おがくずの総評”]
[value 2]ケージ全体[/value]
[value 4]巣箱のなか[/value]
[value 1]トイレ専用[/value]
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敷材を使い分けずにどれかひとつで! というなら、おがくずがいいですね。大量に買って大量に消費していくスタイルになりますが、コスパは安めなので問題ないでしょう。保温性に優れていますので、冬に巣箱に詰めるのにはちょうどよい敷材です。ただ、トイレにはおすすめしません。

おすすめの敷材は『紙製』!

ケアペーパー、ペパーレ、キッチンペーパー、ティッシュについてご紹介します。意外に思われるかもしれませんが、紙はハムスターの敷材、床材としては適しています。
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  • 保湿性がある
  • 保温性がある
  • 白いので、汚れている部分がすぐにわかる

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といった利点があります。

デメリットとしては、キッチンペーパー、ティッシュを除くと、総じてお高めなことです。ケージ全面に敷き詰めるのではなく、巣箱の中だけなどのポイント使いがいい感じでした。

『ケアペーパー』はお高い分、クオリティはいい

こちらは、紙を何層にも重ねて切ったものです。和紙よりもずっと柔らかいです。『紙』より『パルプ』と表現した方がしっくりきますね。ザ・繊維という感じがします。

[rate title=”ケアペーパーの総評”]
[value 2]ケージ全体[/value]
[value 5]巣箱のなか[/value]
[value 2]トイレ専用[/value]
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ケージ全体の☆を少なくしているのは、単純にコストが高くつくからです。トイレ専用の☆を少なくしているのも同じ理由です。こんな高級品をトイレに使うなんて、もったいないです。

また、ほぐさずに使うと効果が半減! ハムスター本人にほぐしてもらって使うことにより、保温性、保湿性ばつぐんのふかふかお布団になるのです。ほぐすとふんわり雲の中、というキャッチフレーズのとおり、気持ちよさそうに寝てくれます。

巣箱の中にだけこのケアペーパーを置いておくのがベストです。もしくは少量をケージに置いておいて、ハムスター自身にお家まで運ばせるのも、いい方法です。

うちのハムスターは、ケアペーパーを半分に切っておいておくと、いつも一瞬のうちに巣箱へ持ち帰りました。お気に入りのベッド素材です。丁寧にほぐしてしきつめ、身体の形にぴったりの寝床を作っていました。

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↑お家選びに迷われたら、こちらの『ハムスターのための木のおうち』をチェックしてみてください。市販のものと比べてかなり大きくゆったりとしたサイズです。


お布団にして一番気持ちがよさそうなのは、やはりこのケアペーパーです。

『ペパーレ』は万能素材

こちらは、薄い紙を丸めたもの。ケアペーパーよりは硬めな感じがします。

獣医さんで使われていることもあるという素材です。基本的に白いので、怪我していたりすると、すぐにわかります。給水性もいいので、トイレ用としてもいい感じです。汚れた分だけ手軽に取り換えることが可能です。

[rate title=”ペパーレの総評”]
[value 4]ケージ全体[/value]
[value 4]巣箱のなか[/value]
[value 4]トイレ専用[/value]
[/rate]
何にでも使えます。トイレにするもよし、巣箱に入れるもよし。こちらも、ハムスター自身がほぐしてくれます。

ケージ全体に敷き詰めるにしては、ちょっとコストが高めでしょうか。ただ、汚れた部分だけ捨てる、ということができるので、少しずつ代えていくという手もありますね。

『猫用のトイレ砂』はハムスターにも使える

猫のトイレ用の紙砂ですが、ハムスターのトイレ用としても問題なく使えました。これのいいところは、コスパがいいところです。猫用なのでいっぱい入っており、使い切るのに一生かかるくらいです。

[rate title=”猫用のトイレ紙砂の総評”]
[value 2]ケージ全体[/value]
[value 1]巣箱のなか[/value]
[value 4]トイレ専用[/value]
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コスパがいいのと吸水性がバツグンなので、トイレ以外にちょっとした敷き詰め用としても使えます。

『キッチンペーパー』は下敷きとして優秀。巣材にもなる

ハムスター用でもなんでもない、ごく普通のキッチンペーパーです。吸水性がいいですし、汚れもすぐにわかります。人間が食べるものに触れて問題ないようにできているので、衛生面はばっちりです。念のため、無漂白のものを選ぶといいでしょう。

水槽や衣装ケースの床一面にひいておけば、夏場はそれで十分です。

うちでは『ハムスターのための木のお家』の下にしいて使っていました。『ハムスターのための木のお家』は木製のお家ですが、屋根はありますが床がありません。掃除がしやすくなっています。なので、下にキッチンペーパーを2枚重ねて敷くと、掃除の際にそのまま持ち上げられてよい感じです。

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うちの子は、キッチンペーパーを家の下に敷くと、廊下の部分だけを綺麗に噛みちぎって、巣材にしてしまっていました。小さくカットして与えると巣材にします。いっぱい折りたたんで、手で適当にちぎって与えていました。

お掃除用としても使えます。

[rate title=”キッチンペーパーの総評”]
[value 4]ケージ全体[/value]
[value 3]巣箱のなか[/value]
[value 4]トイレ専用[/value]
[/rate]

コスパはバツグンにいいです。掃除用としても優秀ですので、一個置いておくといいですね。

なお、ティッシュペーパーは、うちの子は何の問題もありませんでしたが、ほお袋に入れたときに張りつきやすいので、避けたほうが無難かと思われます。

おすすめできない敷材

一応、おすすめできない、使わない方がいい敷材についてもご紹介します。

小動物用の『牧草』はハムには向かない

続いては、牧草製の敷材です。こちらは、ハムスターにはおすすめしません。理由は二つ。保湿性が悪いことと、尖っているため怪我をする恐れがあることです。
[rate title=”牧草』の総評”]
[value 1]ケージ全体[/value]
[value 1]巣箱のなか[/value]
[value 1]トイレ専用[/value]
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ハムスターはもともと砂漠の生き物です。草のある環境で生きてきたわけではないのです。遺伝子レベルで知らないものを使うのは、トラブルのもとになります。

『綿』は使ってはいけない

『綿』はハムスターの巣材として使ってはいけません。

頬に張り付いて飲みこんだとき、危険です。窒息死したというケースや、腸に綿がつまるといったケースがあるそうです。繊維の切れやすい竹繊維といったものも売られていますが、実際のところどうなのか不明です。何かあってからでは遅いので、暖かそうに見えても綿は与えてはいけません。

『新聞紙』もおすすめできない

『新聞紙』も、コスパはいいですがおすすめできません。インクが体についてしまったりします。また舐めてしまったとき、悪影響がないとも言い切れません。同じ生活用品であれば、人間の口に間接的に触れることを想定されている、『キッチンペーパー』の方が安全です。

まとめ

ハムスターの敷材についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

[box class=”box32″ title=”使い分けのしかた”]

ケージ全体には『キッチンペーパー』を敷く。

その上に『細かく切ったキッチンペーパー』や『猫砂』、『ペパーレ』をまく。

巣材としては『ペパーレ』をまぶしておき、『キッチンペーパー』『ケアペーパー』を与える。

トイレには『猫砂』もしくは『ペパーレ』を敷く。

寒い季節は巣箱に『おがくず』を詰める。

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こんな感じで、シーンに応じて使い分けてみましょう。

では、よいハムスターライフを!

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