リアル脱出ゲーム「君は明日と消えていった」のリバイバル公演に参加しました!
さっそく、感想を書いていきます。
こちらのリアル脱出ゲーム、通称「きみあす」は、2016年の満足度No.1の公演とのこと。
CMムービーを見て、前々から気になっていました。しかし、道玄坂一か所でしか開催していなかったため、東京以外に住んでいる者としては、遠い……。
なので今回、人気のため全国ツアーが開催されると聞いて、テンションがあがりました。コナンやワンピース等とのコラボ以外、オリジナル公演で全国公演になるというのは珍しいことのよう。人気のほどがうかがえますね。
そして、その前評判に違わず、感動できる名作でした。エンディングでは思わず泣いちゃいました。
「君は明日と消えていった」とは?
ストーリー
あなたは映画部に所属する、高校2年生の男の子。
ある日、あなたの元に謎の小包と、一通の手紙が届く。
差出人は、亡くなったはずの幼馴染の女の子。
そこには懐かしい字で、こんなことが書かれていた。「お願い、私の最後の願いを叶えて」
彼女の最後の願いとは、一体何だったのか。
なぜあなたに、こんな手紙を送ってきたのか?17歳の少年になったあなたと
幼馴染の少女・みずき、そして映画部の仲間達がぶつかり合う青く切ない物語。
謎を解いたその先には、意外な真実が隠されている。果たしてあなたは、彼女の真実にたどり着くことができるだろうか?
(アジトオブスクラップサイトより引用)
死んだはずの幼なじみからの小包と手紙が届いたところからストーリーが始まります。
死んだはずの誰かから手紙が届く――というのは、ホラーやミステリーチックな響きですね。この物語は、彼女の、ある意味『遺言』です。
CM
まずOPからすごい。めっちゃアニメです。
登場人物の声は、それぞれ、プロの声優さんがあてています。
幼なじみ、みずき役は早見沙織さん。主人公の心の声は、山下大輝さん。私は声優さんには疎いので知らなかったのですが、有名なかたのようです。
特にヒロインである幼馴染のみずきの声は、物語の雰囲気にどんぴしゃで素敵でした。
主題歌の『パッチワーク』は『ぼくのりりっくのぼうよみ』さんという歌手によるもの。Youtubeでの歌い手からプロデビューした方のようです。
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↑こちら。
ダウンロード購入してヘビーローテーションして予習していきました。鼻歌で歌えるレベルです。
後日、カラオケに無謀にも挑戦してみたのですが、この曲、めっちゃ難しいです。私には無理でした。歌にならない……。
余談ですが、Amazonって一曲だけでも買えるんですね。便利です。
「君は明日と消えていった」の感想
序盤
会場のライトの感じが、いい感じです。舞台に合った臨場感が出ています。
今回は、4人が1つのテーブルにつきます。その4人組が、主人公であるひとりの男子高校生という設定となります。チーム内での会話は『脳内会議』だそうです。
私がご一緒したかたがたは、初心者はおらず、比較的、慣れたかたぞろいでした。謎解きも、役割分担しながらスムーズに進みます。ひとりひとりが自分のチェックするところを明確に持って、声を掛け合いながら、取り組んでいきます。仕事みたいです。
ある段階までは、会場内で一番先に進んでいました。
アニメも「すげぇ!」となりましたが、他にも現代的な機器とかいろいろ使っていきます。
今どきの高校生って、メッセージのやり取りは、みんなLINEなんですね。自分が高校生だったころと比べると、そこらへんにジェネレーションギャップを感じざるをえません。
私が高校生だったころなんて、もう遠い昔です。こんなにきらきらしてたっけな……。
中盤
思い出の品をとおして、幼なじみのみずきとの思い出をたどっていきます。懐かしいような、せつないような気持ちになります。
話の設定上、仕方ないとはいえ、主人公には「おいおい」と言いたくなるところがあります。それさえも、主人公に感情移入していくにつれて、後ろめたい感情になり、その分、みずきちゃんに対する感情が……。ここらへん、感情移入のさせかた、話の運び方がめっちゃ上手です。
こんな明るくてけなげな幼馴染がいる主人公は幸せ者ですわ。
そして学んだことがひとつ。恥ずかしがらずに、なんでもやってみることは大切です。
終盤
終了の三分前。謎はだいたい解けて、抜け落ちがないか確認する段階。そういうときは、だいたい何か抜け落ちています。
違和感があってチームのメンバーに言い、もう一度、確認しようとするも、アクセスが多すぎて落ちた模様。
結果は失敗でした。チームのメンバーを説得できず、逆に「だいじょうぶでしょ」って説得されてしまったのが悔しいです。納得できないことは、納得できないと言うべきですね。全員が経験者で慣れているというのが、ちょっと裏目に出た形かもしれません。
でも、ぶっちゃけ、なんかもう、成功でも失敗でも大満足だよ! どっちでも満足だよ! って感じでした。おなかいっぱいです。
そしてエンディング。泣かせにきているとわかっていても、ダメでした。主題歌といい、みずきの声といい、セリフとい、すばらしいのひとこと。
そしてあの仕込みには、ずるくない? と思いつつも、脱帽です。伏線がいたるところにあります。
まとめ
脱出ゲームをしたことのない友人に、どれか公演をひとつ勧めるとしたら、私はこの『きみあす』を推します。そのくらいよかったです。
謎解きもあるのですが、ちょっと『えー?』と思うようなひっかけ方です。それを仕込みで納得させているイメージです。なので、謎解きメイン! って方には違和感が残るかもしれません。ストーリーをただ埋めていくだけのようなパートも多めで、物足りないかもしれません。しかし物語とメッセージがそれ以上にすばらしかったです。
数日間、『きみあす』はいいよ! と出会うひと出会うひとに言っていました。それくらいよかったです。
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- 最近つかれているかた
- きらきらした青春に触れたいかた
- 少女漫画とか、好きなかた
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↑こんなかたに特におすすめです。
あと、パンフレットがもらえました。こちら、ショップで1,000円で売られているものです。グラフィックがきれいで、裏話なんかも読めて満足です。
公演の情報はこちらからどうぞ。
リアル脱出ゲーム「君は明日と消えていった」
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