アジトオブスクラップ京都のリアル脱出ゲーム「マグノリア銀行からの脱出」に参加しましたので、感想をお伝えします。ちなみにこの公演は、数年前全国ツアーで行われたものとのこと。人気に応えての再演だそうです。俄然、期待度が上がりますね。
謎そのものや解答、解法への直接のネタバレはありません。ただ、ざくっと&ふわっとした雰囲気や形式については書いていますので、事前に一切情報を入れたくない! というあなたはお気をつけを。
「マグノリア銀行からの脱出」とは?
ストーリー
目あなたたちは、マグノリア銀行に忍び込んだ高名な盗賊団。
計画はすべて順調 数々の警備システムを突破し、
機密文書の眠る金庫の前にたどり着いた。
残るは、金庫を破るだけ―――
しかし、そのとき!!!!
館内に警報音が鳴り響いた!!! 迫り来る警備員の足音
次々にロックされていく扉
最新の警備システムがあなたたちを完全に閉じ込めてしまった!
60分以内にすべての警備を突破し、機密文書を盗み出さなければ、
捕まってしまう!!!
さあ、あなたたちは銀行に仕掛けられたすべての謎を解き明かし、
この銀行から脱出することができるだろうか!!!(アジトオブスクラップ京都サイトより引用)
10人のチームで金庫前へ侵入! しかし気づかれてしまい、鳴り響く警報音! というストーリーです。目標は、『機密文書』を盗み出すことと、脱出すること。一定の時間ごとに起こるイベントがあったりして、他の脱出ゲームと比べて、「時間」を意識させられるシーンが多いです。
また、仮に謎解きに詰まって停滞していたとしても、一定時間ごとにイベントがあるので、停滞感は薄れます。また、「次はいつくるのか」「キタ━(゚∀゚)━!」とドキドキします。
「マグノリア」の意味とは?
そもそも、銀行名の「マグノリア」とはどういう意味の言葉なのでしょうか。
モクレン属 (Magnolia) は、およそ210種を含む大きな被子植物モクレン目モクレン科の属である。
(Wikipediaより引用)
花の種類のようですね。調べてみましたが、「マグノリア銀行」の元ネタは、これといってないようです。見つけることはできませんでした。実際、花の名前が公演中に出てきたりします。なんでだろう、と思っていましたが、調べてみて謎が解けました。
「マグノリア銀行からの脱出」の感想
序盤
最初の方は、手分けしていつもの探索&謎解きパートです。ここをいかに短時間で乗り越えるかが、脱出成否のカギを握ります。初参戦の初心者率が高く、それなりに手間取ってしまいました。
中盤
警報音が鳴ったり、部屋の明かりが……なったり、リアル感があります。
追い詰められていく感は、随一です。
機密文書の場所が分かった……と思っても、警備システムは活きています。それを切らなくてはなりません。
終盤
最後の大謎で詰まるつまる。平常心を失うと、人間、鋭い思考ができなくなりますねぇ……。諦めずに、最後の最後まであがくこと。これが大切です。
タイムアップ。
途中、私がメモをうっかりミスっていました。そのために解けなかった面がありました。全力で申し訳ありませんでした。
教訓:メモ係はしっかり! もしくは、一人に任せず、複数人で!
うっかり者に任せてはいけません。
まとめ
「マグノリア銀行からの脱出」を参加して感じたのは、「リアル脱出ゲーム、進化しているなあ」ということでした。難易度が難化している、という話ではありません。
この公演は、前述のように、数年前に全国ツアーで開催されたものと同一の内容になっています。つまり、数年分、古いということ。最近の公演と比べると、ディテールが凝っていないように見受けられました。「マグノリア銀行からの脱出」もそれはそれで楽しめたのですが、私は最近の公演の方がレベルが上がっていると感じます。
- 雰囲気の作り方
- モチーフと謎の絡め方
- 大謎の出来上がりの精密さ、驚き
このあたりの要素は、最近の公演の方がレベルが高いです。
言い換えれば、「マグノリア銀行からの脱出」は、どこか物足りなく、進化途上にあるように感じました。
べ、べつに、脱出失敗して悔しかったからけなしているわけじゃないんだから……!
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